イスラエルと聖書予言

イスラエルが先日ハマスによるテロ行為により人命を含む大きな損害を受けました。心が痛みます。また世論がいつもユダヤ人に敵対するものが多いことに関しても通常でない力が働いていることを感じます。

聖書によるとアラブ人とユダヤ人の確執は紀元前1900年ごろにまでさかのぼります。アブラハムがユダヤ人とアラブ人の共通の先祖ですがユダヤ人はイサクという正妻サラの子供の子孫でありアラブ人は召使いハガルとアブラハムの間に生まれたイシュマエルの子孫です。アブラハムとサラが老齢になった時”子供を与える“という神の約束を待つことよりも召使によって子孫を残すことを選びました。そしてイシュマエルが生まれた時に聖書は以下の予言をしています。

「彼は野生のろばのような人になる。彼があらゆる人にこぶしを振りかざすので人々は皆、彼にこぶしを振るう。彼は兄弟すべてに敵対して暮らす」

以来イシュマエルの子孫はユダヤ人と争っています。

ただユダヤ人に敵対するのはアラブ人だけではありません。ご存じの通りヨーロッパでもユダヤ人は多くの迫害の歴史があります。ユダヤ人は世界に模範となる民として神に選ばれた民であるにも関わらず苦難の歴史が続いています。

聖書ではユダヤ人の苦難の歴史を予言しています。またユダヤ人が世界中に散らされるが集められゆくゆくは平和に現在のパレスチナで暮らすようになることも予言されています。ただ平和で暮らすようになった時に大きな敵からの攻撃を受けることも予言されています。

ユダヤ人が現在のパレスチナを追われ1900年間流浪の民となり各地で迫害を受けた後1948年に元々住んでいた土地で再度建国をしたこと、その後も周りから攻撃されていることなど私たちは聖書予言が成就することを目の当たりにしています。今後どのようにして平和がイスラエルに訪れるかは分かりませんが世界を創造し歴史を支配する神を信じる者としては心配することはありません。最後はキリストが世界を治め平和が訪れることが予言されているからです。ただイスラエル、パレスチナ人両方ともに平和が早く訪れることを祈ります。またハマスの心が憎悪から愛に変えられていくことも願います。人間は皆神に創造された価値ある存在だからです。

混沌とした世の中ですが神に信頼する人は恐れることはありません。希望を持って生きて行くことができます。そのような神様のことを聖書を読んで知って愛が心を支配するようになる人が増えて行くことを祈ります。

祝福されよ、主に信頼する人は。主がその人のよりどころとなられる。彼は水のほとりに植えられた木のようになり 川の流れにその根を張り 暑さが来ても恐れず。その葉は茂っている。旱魃の年も恐れず 絶えず実を結ぶ。-聖書―

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